海のお仕事図鑑おいしい魚を開発するお仕事おいしい魚を開発するお仕事

海の資源を守り魚食文化に貢献するお仕事

おいしい魚を開発するお仕事の特徴おいしい魚を開発するお仕事の特徴

「水産試験場は新品種の開発と卵・稚魚の提供を行う」

全国の自治体には水産や農林の試験場があり、漁業や農業で働く人たちの役に立つ研究が行われています。
海の無い長野県の水産試験場は、大正5年に設立された当時の研究テーマが魚のふ化でした。今から90年も前に海に負けない魚の開発を研究していたのですね。
現在は「信州サーモン」というブランド品種の開発に成功して、海産物に負けない魚を世の中に送り出しています。海の資源に頼らぬ地産地消魚に期待が集まっています。
美味しい魚を開発して、皆さんの魚離れを食い止めて、漁業大国日本の復活を目指す心強いお仕事が水産試験場です。

おいしい魚を開発するお仕事を目指す人にさらに一言おいしい魚を開発するお仕事を目指す人にさらに一言

品種改良や新品種の開発というお仕事は大変な苦労を伴います。
元になる魚の特性を研究して掛け合わせという作業を行いますが、自然の生き物が対象ですから、事前に考えた予想通りの結果が得られるとは限りません。掛け合わせの結果が出るまでにはかなりの時間がかかります。
肉厚で美味しいブランド魚「信州サーモン」は、ニジマスのメスとブラウントラウトのオスを掛け合わせて、特殊な技術を使って生まれますが、新技術が成功するまでに10年の研究開発期間がかかっています。
ブラウントラウトは、シューベルトの有名な歌曲「ます」のモデルになった魚と言われていますが、実は侵略的外来種として嫌われ者です。それを有効に活用する技術は、大いに注目を集めています。

お仕事プロフィールお仕事プロフィール

「必要な能力」と「1日のスケジュール」を紹介しています。
「必要な能力」も「1日のスケジュール」もお仕事により異なります。どのように働いているのか、のぞいてみましょう。

必要な能力

おいしい魚を開発するお仕事の1日

海のお仕事体験レポート

【海のお仕事体験レポート】は、皆さんのお仕事体験の様子を動画とレポートで紹介し、
海にまつわる多彩なお仕事を解りやすくビジュアルで紹介していきます。

おしごと内容おしごと内容

魚の新品種の開発や、安全・安心・おいしく育てるための基礎となる作業を体験した。
① ニジマスの解剖
魚の生育状況を確認し、健康状態(病気にかかっていないか)を観察する作業。
さらに生殖腺を観察し、雌雄の判別(メスの生殖腺には卵の粒が見える)も実施。
また、生殖腺指数(生殖腺の重さ÷体重×1000)を計算し、その数値から、成熟しているか/未成熟か(成魚か/未成魚か)の判別も行った。
②飼育池での給餌体験
③投網体験

こどもたちに伝えたことこどもたちに伝えたこと

①「信州サーモン」などの新品種を開発することの意義について・・・
「信州サーモン」は、海産物に遜色のない独自のブランドとして確立。
輸入水産物の増加や消費の低迷等の構造変化に対応し、地産地消に貢献している。
肉厚でおいしく、魚嫌いの子供を減らしている。

②解剖や観察、データ採取の重要性について・・・
「例えば生殖腺を分析するだけで、雌雄や成熟の程度を判別することができる。
過去の統計や経験をもとに、数字から、さまざまな情報を得ることができる。
品種改良のための飼育には、定期的な健康観察など、きめ細かな配慮が必要なこと

③メスの未成魚の大切さについて・・・
体長などのデータから、未成魚を判別できる。
特に、これから産卵を控えているメスの未成魚は、大切に扱わなければならない。
自然界の釣り場においても、メスの未成魚をリリースすることで、漁場を保てる。

こどもたちの感想レポートこどもたちの感想レポート

  • 「魚のことをたくさん知れて面白かった」
  • 「解剖をやって楽しかった」
  • 「普段食べている信州サーモンなどが、このように開発されたものだったと分かった」
  • 「水産試験場の仕事を知らなかったけど、大変さや楽しさを知れて良かった」
  • 「将来の夢をまだ決めていなかったけど、水産試験場で働くのもいいなと思った」

受け入れ先の感想レポート受け入れ先の感想レポート

  • 参加した小学生全員、熱心に、積極的に聞いてくれて、有意義なイベントになった。
  • 当初、海無し県で「海のお仕事図鑑」というイベントが成立するか非常に不安だったが海だけでなく川、湖、淡水魚などに話題を広げて「海につながる」話ができた。
  • 水辺の学習もあるので、全部で4人のスタッフを確保した。業務の調整に苦労した。

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