海のお仕事図鑑塩作りのお仕事塩作りのお仕事

塩作りのお仕事

塩作りのお仕事の特徴塩作りのお仕事の特徴

「伝統的な製塩法による塩づくり」

塩づくりには大きく分けて2種類あります。
地面を掘って岩塩を採る方法と、海水の水分を蒸発させて塩を作る方法です。日本には岩塩がないので、海水から塩を作ります。
雨の多い日本では、乾燥した国々のように、天日と風だけで塩を作るのは難しくて、自然の力で濃縮した海水を、さらに煮詰める二段階の手順が必要です。
江戸時代(慶長元年)に能登で始まった最も古典的な製塩技術が「揚げ浜式製塩法」です。海岸近くの高台に粘土を敷いた塩田を作り、そこに大量の海水をくみ上げます。
石川県珠洲市には400年前そのままの「揚げ浜式塩田」が残っていて、日本の製塩の始まりを誰でも体験できます。

塩作りのお仕事を目指す人の心得塩作りのお仕事を目指す人の心得

人が生きていくためには、空気、水と同じくらい塩は大切な物です。ですから、塩を作るお仕事は人類の歴史と同時に始まったと言ってもいいでしょう。
岩塩のない日本では海水から塩を作る製塩法が行われてきました。
まず、海水をくみ上げ天日や風の力で濃縮し塩分濃度を上げます。海水の塩分濃度は約3%なので、もの凄く時間と手間がかかる作業です。それをさらに煮詰めて塩にするのです。江戸時代からこの手順は基本的に変わっていません。
現在は科学的に塩を作ることも可能ですが、天然の海水から作った塩の美味しさは格別です。大変な重労働ですが、昔ながらの製塩技術を後世に残し伝える意味は大きいのです。

お仕事プロフィールお仕事プロフィール

「必要な能力」と「1日のスケジュール」を紹介しています。
「必要な能力」も「1日のスケジュール」もお仕事により異なります。どのように働いているのか、のぞいてみましょう。

必要な能力

塩作りのお仕事の1日

海のお仕事体験レポート

【海のお仕事体験レポート】は、皆さんのお仕事体験の様子を動画とレポートで紹介し、
海にまつわる多彩なお仕事を解りやすくビジュアルで紹介していきます。

伝統的な塩づくり「揚浜式製塩」を地域の子供達が体験している様子

おしごと内容おしごと内容

小学生10人は石川県珠洲市の「すず市民交流センター」での結団式に臨み、泉谷満寿裕市長から、珠洲の揚げ浜式塩田は全国に唯一の製塩法で、きれいな海があって初めて成り立っている、との説明を受けた。
続いて長橋海岸では21年前、沈没したロシアのタンカー・ナホトカ号から流れ出した重油が大量漂着した災害について地元民からレクチャーを受けた。重油は回収され元のきれいな海に戻ったものの、代わってプラスチックゴミが漂着していることを学び、全員で海ゴミ清掃を実施。その後の昼食では、珠洲の「揚げ浜式製塩法」で作られた美味しい塩で奥能登の食材を味わい、海の恵みはきれいな海の賜物であることを実感した。
午後からは奥能登塩田村を訪れ、浜士・登谷良一さんから珠洲伝統の揚げ浜式塩作りを教わった。仁江海岸で桶に入れた重い海水を担いで塩田に運び、手桶で海水を塩田に撒き、砂を掻き集めて高濃度の塩水を作る一連の過酷な仕事を体験。600ℓの「かん水」を煮詰める大釜も見学した。

こどもたちに伝えたことこどもたちに伝えたこと

単に揚げ浜式塩田での塩づくりを体験するだけではなく、珠洲の海がタンカーから流出した重油の大きな被害にあった歴史や、現代の漂着物であるプラスチックゴミの清掃を行うことで、海を守ることの大切さを認識してもらった。
その後で、きれいな海から作られた珠洲の美味しい塩で、塩むすびをはじめ、刺身や珠洲特産の豆腐、てんぷら、能登牛など奥能登の食材を使った昼食を食べてもらうことで、海の幸の有難さも伝えた。
揚げ浜式の塩づくり体験では、昔ながらの過酷な塩田作業を通して、人の暮らしが里海の恵みとともにあることを肌で実感してもらった。

こどもたちの感想レポートこどもたちの感想レポート

  • 塩田に海水を撒くのは難しかったけど楽しかった
  • 塩作りにこんなに時間がかかるとは思わなかった
  • 塩を作る人は(塩田の)砂を集めるのも重くて大変
  • こんなに大変な仕事をほとんど毎日していることに驚いた
  • 塩の作り方が分かった

受け入れ先の感想レポート受け入れ先の感想レポート

こども達に揚浜式製塩法で塩を作る大変さを分かってもらうとともに、きれいな能登の海が維持されてこそ、美味しい塩が作られることを伝えた。海は暮らしとつながっているので、海を守る気持ちを育んでほしい。

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